2023.08.22
失敗しない造作(ぞうさく)収納のつくり方
こんにちは♪
埼玉県 川越市の性能向上リノベーション専門店 りのびえ
埼玉店 プランナー 輪湖です。
『造作(ぞうさく)収納』ってご存じですか?
ここ何年か『造作収納』を作りたいというご要望がとても増えて
このスペースには置き家具ではなくてピッタリな『造作収納』を造ってもらいたいんです。
と、無駄なくスペースを有効活用したい場合には造作収納が最適!と
ご存じの方が増えてきました♪
実はリノベーションには『造作収納』がつきもの。
今回は実例を紹介させていただきながら、こんなことが
できる!ということを知っていただき、メリットとディメリットも
ご紹介したいと思います。
造作のご要望が多いマンションの玄関収納。
もともとは一般的な玄関収納でした。
上部の吊戸内は出し入れしずらいこともあり、
ほとんど活用されていませんでした。
そして、この収納の向い側奥の廊下には、ペットボトル在庫や
読み終えた新聞・雑誌が積まれたスチールラックがあり
玄関の雰囲気が雑然としたイメージになってしまっていました。
玄関はギャラリーのようなカッコいい空間にしたい、
ルンバ基地+収納が玄関に欲しい、でも廊下は狭くしたくないという
ご希望に応えて造作した収納がこちら。↓
手前が靴の収納、奥の収納がペットボトル在庫と
読み終えた新聞・雑誌+ルンバのお家になっています♪
造作なら、高さ、奥行き、面材(扉)すべて自由に決められます。
まず、収納の高さは、手前の靴の収納のカウンター高さと
奥の収納のカウンター高さを合わせました。
もちろん、収納物が決まっているので、収納量を過不足なく
確保できるよう計算したうえで高さもそこから逆算。
カウンターの横のラインがスッと延びて、視線が奥までとおり
奥行感を感じるように。
でも奥の収納はカウンターのラインが見えているだけ。
実は奥の収納のカウンターは玄関側からは使わず、
壁面の奥にある寝室のベッドヘッドのカウンターとして
使用しています!
いい空間・・・♡
・・・こんな事も造作なら、できちゃいます♪
奥行は
既存の玄関収納の扉が廊下よりも出ていたので
扉面が廊下面に面一(つらいち)で納まるようにBACK
あわせて背面もBACKして奥行を確保しました。
ルンバ基地、なのでルンバが入る奥行がMUSTです💦
しかし、あまりルンバに気を取られると、購入予定の
大型ベッドの配置に差しさわりが生じるのでは?
ルンバもタイプによってサイズが異なる・・・
などなど、すべての寸法を把握してmm単位で微調整して
シンデレラフィットの造作収納が出来上がりました♪
ルンバ基地ですから、ちゃんと出動できるよう
扉の下面はCUTしてあります。
面材デザイン、カウンターラインが揃っているので
扉の下端ラインが異なっていてもまったく違和感が
ありません。
自由自在に造れてメリットだらけのような『造作収納』
でも、収納する物が決まっていて、そのサイズが
すべて把握できて、きちんと設計されていないと・・・
残念ながらシンデレラフィットにはならないのが
大きなディメリット、です。
何を入れたいのか、そのサイズはいくつなのか?
事前に計画がなく、ただ空間を埋めるように収納を造作したい、と
つくった収納は、使いずらい・・うまく使えない・・とストレスが増してしまったり、
わたしが収納下手なんで・・とご自分を責めてしまう、
そんな収納になってしまうこともあるのでは?
せっかくの造作がもったいない、と思います。
収納がうまくいくと暮らしも快適でラクです♪
ぜひりのびえにご相談くださいね♪
ではでは
埼玉店 輪湖
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